2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フェミニズムは分裂含みの「連帯」をめざしている

id:toledさんがhttp://d.hatena.ne.jp/toled/20060125でジェンダー研究について鋭いつっこみを入れられている。そのことで私のところにもトラックバックしていただいた。私もid:toledさんとなんだかよく似た違和感を感じていた。その思いを以下につづってみ…

早稲田のメディア言説分析の授業終わる

ようやく半年続いた早稲田でのメディア・言語・コミュニケーション総論の授業が終わった。メディア記事を対象にしての言説分析を授業としてやるのは初めてだったので、180人クラスで記事分析のグループワークをやってみたり、必死に黒板に書きまくったり…

行政の保守性を議論しない「ジェンダーフリー」論争

「『ニート』って言うな!」って本がでたらしい。新刊案内によると、「なぜこの誤った概念がかくも支配力を持つようになったのか」「定義自体が妥当なものなのか? 大衆の憎悪のメカニズムと教育的指導に潜む危険な欲望とは? ニート論が覆い隠す真の問題を…

東大ジェンダーコロキアム報告部分全文アップ:「ジェンダーフリー」

東大ジェンダーコロキアム「『ジェンダーフリー』概念からみえてくる女性学・行政・女性運動の関係」(2004年12月16日)の報告者山口智美、山下清子さん、斉藤正美、長谷川美子さん、教員Aさん(報告順)の5名分の報告とそれぞれに対する上野千鶴子さんのコ…

少子化と男女共同参画

AERAに「雅子妃「離婚説」の策謀」という記事があったので読んでみた。http://opendoors.asahi.com/data/detail/7144.shtml これは、男系を支持する人たちによる策謀説を紹介していた(一夫多妻が実現薄なら、離婚して新らたに若い妃をめとれば男子が産まれ…

知識として論議されがちな「ジェンダーフリー」議論への疑問

ジェンダーフリー議論がネット上で盛んになっているのはいいのだが、肝心の性差別の解消や男女平等の実践的対策に関する議論はなぜか盛んになっていない。 ネット上でのジェンダーフリーの議論は、議論自体、実際の女性運動との関係よりも、ジェンダーフリー…

ジェンダーフリー議論の方向性はいろいろあっていい

1月11日に当ブログで上野千鶴子氏ジェンダーフリー発言録をアップしたところ、それについて言及してくださったブログがありました。成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN―さんhttp://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060112/p1、Kawakita on the Webさん …

上野千鶴子氏「ジェンダーフリー」に関する発言記録

以下の毎日新聞記事「人権講座:上野教授の講師を拒否 都教育庁が思い過ごし」によると、上野千鶴子氏が「ジェンダーフリー」擁護派と誤解され、講座講師を外されたということである。上野氏は、「学問的な見地から、私は『ジェンダー・フリー』という言葉の…

オフラインになります。

議論してくださいってお願いしていてなんなんですが、これから7日までスキーのため、(たぶん)オフラインになります。 コメンテーター相互で盛り上がってくださることを祈りつつ・・ もしかしたらどっかでアクセスできるかな。 よろしく!!

東大ジェンダーコロキアム集会「『ジェンダー・フリー』概念から見え

もう1年前になります。2004年12月16日山口智美さんと斉藤の連名で東大ジェンダーコロキアム(上野千鶴子さん主宰)に企画提案し開催された「『ジェンダー・フリー』概念から見えてくる女性学・行政・女性運動の関係」という集会(シンポ?)の報告をようや…