2007-01-01から1年間の記事一覧

2007のブログ活動を振り返る

外は雪。昨日から降りしきるが、あまり積もっていない。すぐに溶けてしまう湿った雪です。雪模様の中、2007年のブログ活動を振り返ってみます。今年特筆すべきことは、ブログを通じた出会いがリアル社会での学会活動として実を結んだことです。チキさん、マ…

デートDV講座への疑問

富山県女性財団事業課長石倉裕子さんが今日の北日本新聞「滴」というコーナーに顔写真付きで登場されていた。デートDVの予防講座を県の委託を受けて高校、短大など3校で行ったという内容だった。そのなかに以下のくだりがあった。 デートDVは暴力による…

ぶりしゃぶ人気の裏側

今年最後の宴会を高岡市内のお店で盛り上がってきた。お店では、今年はきりん一番搾りのCMで佐藤浩市さんが「ぶりしゃぶ」を宣伝したのにぶりがまったく水揚げされずすごい困ったと言われた。だから富山でフツーにぶりしゃぶといって出しているのは富山以…

フェミニズムは、自己正当化しない

2007年の日本女性学会大会シンポジウム『バックラッシュをクィアする〜性別二分法批判の視点から〜』をふまえて、フェミニズムとセクシュアリティに関する研究会「07年大会シンポをうけておもうこと」が開催されたという。発端の今年の女性学会の大会シンポ…

あらー、コメントたくさんついてる

あらー、帰ってきたらいろいろと興味深いコメントがついていました。みなさまありがとうございます。おいおいコメントつけていきますー。

ノンフィックス「シリーズ憲法〜第96条・国民的憲法合宿」をみた

「今日は、夜集まりがあって、2005年にフジテレビで放映されたNONFIX シリーズ憲法〜第96条・国民的憲法合宿」を見た。先日杉浦ひとみさんに「憲法とはいったい何ぞや」という講義を受けたあとなので、憲法がいっそう身近に感じられた。くわしい内容は、サイ…

ノンフィックス「シリーズ憲法〜第96条・国民的憲法合宿」をみた

「女」の視点・「女性」の参画とは?

さる16日(日曜)に、高岡市男女平等推進センターで「女性とまちづくり地域会議2007 政治・女性・しごと」がありました。杉浦さんは「憲法勉強会」とダブルヘッダーを軽々とこなされました。そのエネルギーに感心し、またその熱意に頭が下がりました。考え方…

「ジェンダー・バイアス」「誤った男らしさ・女らしさ」はやっぱり疑問だ

久しぶりの更新である。この間、富山大の総合科目ジェンダーとセクシュアリティについてや、CM とジェンダーについて取り上げたり、専門学校のわたしの授業コマにDV支援者グループ「女綱」さんがDVの出前講座をしてくださったりということが粛々と(?)…

中村桃子『<性>と日本語』がすごいわけ

中村桃子『<性>と日本語―ことばがつくる女と男』は、ことばと性の研究パラダイムを塗り変える書である。わたしは、寿岳章子著『日本語と女』がレイコフの『言語と性』を超える書だと気づいた時以来の衝撃を感じつつ中村の本を読んだ。中村本のすごいところ…

『揺らぐ性・変わる医療』の紹介が載った。

『揺らぐ性・変わる医療――ケアとセクシュアリティを読み直す』根村直美編著(明石書店)についてのわたしの紹介文が『ウイメンズブックス』27号(2007年11月25日発行)に掲載されました。こんな内容です。 読んでください! この本は性、ケア、医療の現場で…

『揺らぐ性・変わる医療』の紹介が載った。

おネエMANSをみた・楽しんだ。だが、

おネエMANSをみた。たあいなく楽しくみることができるものだった。番組でいう「おネエ」には、トランスとゲイが含まれるようだが、その点に番組はまったく触れていない。「ふつうの人」代表として山口達也が司会をやっているところからしても、「ふつうじゃ…

おネエmansをみてみよう

一応タイトルが「ジェンダーとメディア」とついている本ブログ、メディアのことについての記事をもう少し増やしていきたいと思っていますのでおつきあい、よろしくお願いします。さっそくですが、前にトランスジェンダーについて書いた 時に、トランスの人た…

富山の職藝学院について、朝日が記事に

昨日のエントリーで触れた富山にある国際職藝学院について、、今日の朝日新聞が社会面で大きく取り上げていました。まだサイトに出ていないみたいですね。

高岡金屋町の「町なみを考える藤グループ」

昨日、チューリップテレビ住民ディレクターの番組づくりで取材させていただいている「町なみを考える藤グループ」が企画運営に協力されている公開講座「金屋学」に出向いた。第3回「町屋を細部まで見てみよう」で、講師は上野幸夫さん(富山国際職藝学院教…

ジェンダーの揺らぎを認めるとはどういうことかー『揺らぐ性・変わる医療』書評(1)

トランスジェンダーやジェンダーという二元的なジェンダーの制度について取り上げた前エントリーの続編である。ここでは『揺らぐ性・変わる医療ーケアとセクシュアリティを読み直す』に載っている東優子さんの「ジェンダーの揺らぎを扱う医療」を取り上げる…

中村桃子著『「女ことば」はつくられる』が山川菊栄賞に!

今年度の山川菊栄賞(第27回)が中村桃子著『「女ことば」はつくられる』(ひつじ書房)に決定したそうです。贈呈式の予定は以下の予定。日時 2008年1月27日(日)1:30から4:00 場所 女性と仕事の未来館 第一セミナー室 中村桃子さんは、言語…

『隠されたジェンダー』はすごい本だ。

このブログでも時々コメントくださっている筒井真樹子さんが訳されたケイト・ボーンスタイン著『隠されたジェンダー』を読んだ。これはジェンダー観が揺るがされるすごい本だった。あんまりすごすごてまだかみ砕けていないが、読む側も、自分を捨てる覚悟を…

トランスジェンダー・おねえキャラ・性同一性傷害

『揺らぐ性・変わる医療』本が出た エントリーを書いたら、コメント欄でmakikoさんが『医療・看護スタッフのためのLGBTIサポートブック』を紹介してくださった。やりとりは以下のようだった。 discour 『>makikoさん 『医療・看護スタッフのためのLGBTIサポ…

男女共同参画イベントは目的を明確にすべきでは?

先日、高岡市男女平等推進センターの男女平等EXPO2007に参加してきた。「わたしが変われば・・」という経験をネットに書き込まれた市民のみなさんに、リアルの場でお会いできるのは新鮮というか、なんか心弾むものがあった。 わたしが一番興味を持ったのは、…

『ウエッブ炎上』朝日新聞の書評に

荻上チキさんの『ウエッブ炎上』、今朝の朝日新聞の書評に出ているではありませんか。評者は香山リカさん。 すごいぞ、チキさん! そもそもネット閲覧はひとりでするものなのに、なぜある時点から集団暴走が起きてしまうのか。 本書では、「炎上」のメカニズ…

表札キットから考える「ネームプレート」文化

モンタナ州在住の 山口智美さんが高岡銅器で作った自作ネームプレートをブログで写真と共に紹介してくださっている。高岡銅器の表札がモンタナへ トラックバックしていただいているのだが、みえにくいのでここで紹介することにしよう。この「ネームプレート…

高岡コロッケ、「はなまる」で見た。

今朝のはなまるマーケットに高岡のコロッケが特集されていた。途中から見たので最初の昆布入り特大大仏コロッケがどこのレストランのものか見損ねた。しかし、そのあとのニューオータニ高岡の白エビコロッケ、居酒屋いろりの里で出された里芋コロッケの中に…

『揺らぐ性・変わる医療』本が出た

『揺らぐ性・変わる医療 ケアとセクシュアリティを読み直す』が出ました。本屋さんには今日あたりからそろそろ出ているみたいです。ネットでもそろそろ表紙写真が出始めました。取り上げているテーマは、看護の現場、「性同一性障害」の現在、マタニティ雑誌…

男女共同参画/政府系フェミニスト嫌いって、わたしのこと?

山口知美さん(あれ間違えた。山口智美さんだ!)が「ようやく名指し批判が!」と思ったらぬか喜びでイダヒロユキさんのHPに掲載された「ジェンダー概念の進展と課題」という論文(大阪経済大学『人間科学研究』第一号掲載)について書いておられる。山口さ…

JAから学ぶ女性の参画

今日は、高岡の男女平等推進センターでワークショップがあります。高岡女性の会連絡会の主催で、 「高岡女性の政策意思決定過程への参画」というちょっと堅いネーミングの集まりです。高岡女性の会連絡会は、これまで政策決定の場へ女性をということで長年活…

「館長雇い止め」裁判に期待すること

わたしは、大学や看護・保育の専門学校で非常勤で社会学や家族論、性・ジェンダーなどを教えているので非常勤的雇用の問題には関心をもっている。三井マリ子さんの「館長雇い止め」裁判は、女性センター(男女共同参画センター)という非正規雇用の巣のよう…

田舎暮らしを訪ねて

きのうは、田舎暮らしブログさんのお住まいまでお邪魔させていただきました。ブログでは最近は、富山の過疎化した地域を訪ね歩いてそのそこはかとない美しさをカメラと文章で表現しておられます。しかし、そのご自身のお住まいもとてもすてきです。さりげな…

追記

さとう氏の「現時点でのまとめメモ」の記述ですが、「内ゲバ」ということばが載っている下記の3行が、午後2時現在、消えています。午前中まではあったのが、2時間後にはなくなっている。ブログ主?かだれかにより削除された模様。 「主要打撃」は,内部で…