メディア・リテラシー講座

  • きのう武生市の男女共同参画センターで開かれた、NPO法人たけふ男女平等推進協会主催事業「ジェンダーの視点からのメディア・リテラシー講座〜地元企業のCMづくりにチャレンジ!」に行ってきた。地元企業5社がスポンサーとなって高校生や大学生など若い人たちに自社CMを制作してもらい、それを地元の丹南CATVで実際に放送するという企画であった。丹南テレビのスタッフの方が企画段階から撮影までを全面的に指導してくださるという。昨日参加されていた14,5名の方々には、学生以外に赤ちゃん連れの方もおられたし、男子学生も混じり多彩なメンバーであった。さすがNPO、地元にしっかりネットワークを張っているからこそ実現したプログラムだと思った。
  • 私は、CMをジェンダー視点から読み解くワークを担当した。グループワークは、チオビタドリンク(高島礼子)とアリナミンV(丸山茂樹)のドリンク剤CMを何度もビデオをみて分析し、発表していただいた。白や青でさわやか、癒しを強調する高島と赤や黄で力強さを出す丸山という対比、坂を自転車で上って野球少年のお世話をしていたらしい夫のところにチオビタを持っていくという点で夫を助けるという高島の役と、疲れているけど元気出して勤めに行く丸山という対比は男女の<働け><癒し・サポート役>という役割分業そのものだという意見が出た。その後、午後からは絵コンテづくりを横から見せてもらった。何もないところから議論し、アイディアを出し合ってコンテを競作して一つのストーリーに作り上げる作業は楽しそうだった。丹南テレビのスタッフは、少しでもあいまいな点があれば鋭いつっこみを入れて、アイディアをよりクリアにするのに一生懸命だった。
  • メディア・リテラシージェンダー視点をもったCMづくり、しかもそれを実際にテレビで流すという試みは、地元ケーブルテレビとのタイアップで各地の女性センターで取り組まれると大学や専門学校などとの連携もとれていいなあと思った。完成したCMは、9月11日に同センターで上映されるので今から楽しみにしている。

−お世話された両たけうちさん、お疲れさまでした。(写真は講座をビデオ撮影するA・たけうち&H・たけうちさんです)