2004-10-04 *ジェンダーフリー概念への疑問 男女平等をめざしていたのが、いつのまにか男女共同参画になったり、ジェンダーフリーになったりして、めざす社会像がビミョウーにずれてきている。まず、「ジェンダーフリー」概念がどのように生まれ、どのように普及、定着してきたかを追っている。それについての第一弾として朝日新聞の連載エッセー欄に原稿を書いたのでおよみいただければと思います。「とやまの目」というコーナーなので富山地元情報を絡めて書きました。 『朝日新聞』富山版「とやまの目」2004年10月4日: ジェンダーフリー 意識改革より具体策を 「ジェンダーフリー」という概念は「男女平等」の政治性を回避するために持ち込まれたようですが(東京女性財団資料)、そうしたあいまいな意図が災いしてあいまいな意味を付与され、そこに保守派につけいる隙を与えたのではないかと考えています。 富山県議会9月定例会議での谷内清子議員による「ジェンダーフリー」をめぐる議論についても触れています。