酒井静女展:「よへさ」にて
今日は、高岡ろう型鋳造作家であった酒井静女さんの作品展をみにいく予定。静女さんは、須賀松園さんに弟子入りしてたくさんのすばらしい作品を残した女性。60年に渡って作品を作り続けたその生き方に関心があったのですが、ついに作品と対面できます。楽しみです。
会場の「よへさ」は、高岡市伏木矢田にあり、向富士子さんが運営しています。ちょうど「よへさ」の庭のしだれ桜がちょうど見頃とのこと。夜は夜桜の宴になるやもしれず、それも密かにたのしみなのでした。
静女さんの人と作品については、向さんが、高岡市男女平等推進センターのニューズレター『ありーて』16号に紹介されています。先人にこういう女性がいらっしゃったのだと感動した覚えがあります。強いメッセージを受けた文でした。以下で読めますので、関心のある方はどうぞ。
高岡の俳人沢田はぎ女については、小谷真理著『テクスチュアル・ハラスメント』で歴史上から抹殺された俳人女性として書かれ、最近また全国的に注目を集めました。静女さんも同じくらい全国的水準の作家さんだと思いますが、静女さんについては、まだ全国的にはあまり知られていないように思います。今でも完璧、男の世界であり続けている鋳物の世界に、戦前からこんなに頑張って活躍していた女性の鋳物作家さんがおられたことはもっと知られてほしいことです。
【追加】念のため、会場などの問い合わせ先は、以下にあります。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chiaki3/osirase.htm(明日の歌と竪琴、今井千晶さんのサイトのようです)