【小杉町のち一庵と村谷さんの手作り家具展】

富山県射水郡小杉町に「ち一庵(ちいつあん)」というスペースがある。古い造り酒屋さんのお家をアートに蘇らせている空間だ。初めていったが、あまりの文化の厚みに感激しまくった。


伺ったのは、Goy家具工房村谷三樹夫手作り家具展(5月12-24日、水曜休み。10-17時)を訪ねるためだった。村谷さんの家具に囲まれて私は生活しているほどお世話になっている。しっかりとした、うそのない家具づくりの名人だ。 また、ち一庵女主人手作りのシフォンケーキのお味やうつわのすばらしに目を奪われた。ぜひ期間中にお立ち寄りあれ!!


写真は、村谷さんの作品のうち、テーブルと小物である。そのほかにも床の間の板や手作りのいす、その他もりだくさんの出品があった。それがまた明かりの作家さんとのコラボレーション、それにこのち一庵さんのアートフルなスペースと相まってすばらしいマッチングであった。あっという間の二時間を過ごした。


大正時代に建てられたというこのおうちの床の間の障子のさんのつくり、たたきにおかれている御影石、すばらしい中庭などどれも、富山が「裏日本」になる前の豊穣な文化を感じさせた。東京から訪ねてくるお友達はぜひ案内したい。おいてある富山のお酒も、高岡の勝駒や、岩瀬のますいずみなどどれもこだわり抜いたものであった。これまで富山に来られた方には、五箇山のほか、城端の善徳寺や井波の彫刻、倶利伽藍の峠を案内していたが、新たにち一庵が加わった。寄ってみたい人は名乗り出て下さいね。写真を挙げているサイトは以下です。http://www1.odn.ne.jp/sarasso/kosugi.htm


わたしは、楓の飾り台を購入した。そのうえに黒い鉢のミニトクサを飾るととっても映えた。

【追記】ち一庵の呼び方がま違っていた。「ちいつ庵」に訂正です。はて、どういう意味かな?