メディア・リテラシー講座「ココが変だよ、週刊誌」

discour2006-02-09

2月11日(土曜)高岡市男女平等推進センターhttp://www2.city-takaoka.jp/gec/で「ココが変だよ、週刊誌」というメディア・リテラシー講座を担当させていただく。詳細は、http://www2.city-takaoka.jp/gec/Kouza_H17/kouza-center-kiso.htm。今日センターでスタッフのみなさんと事前練習で雑誌グラビアを使ったコラージュづくりをやってきた。センター所長さん、課長さん、男性の職員さんから女性の職員さんまで総出でいろいろと知恵を絞ってくださった。こうやってセンタースタッフのみなさんと協力してセンターのプログラム開発をやるのはいいことだと実感した。ニーズにあったもの、来てよかった、楽しかったと思って帰っていただける企画にしようと、それぞれ専門をもつ異業種の人たちで取り組みするのがいいのだと思う。講座を担当する(今回はファシリテーター役が主であるが)私も安心して講座を進めることができ、安心だ。


当日はまず、パワーポイントで「マスメディアの女性像・男性像をプレイバック・プレイバック!
    ――時代の移り変わりとメディアのアイドル」など をみてもらう。

例えばこんなふうだ。1950〜60年代は、強くて寡黙な男 「日本の○○○○」 と呼ばれた。その一方、女性は「ここに○○あり」といって「君を頼りに私は生きる」に共感した。1970年には、「○○○は黙ってサッポロビール」と三船が出てきた。


1970年には、「うーん、マンダム」とひげ面のチャールズ・ブロンソンが言って人気を博したのは、同じ年、婚姻制度からの自由を主張したウーマンリブが出てきたこととは無関係であるまい。
1975年には、「○○○つくる人、○○食べる人」というCMが流れた。これらはいずれもその時代ごとの男女イメージを表している。1980年以降は、結婚しても辞めない「○○ドル」が活躍している。山口百恵が「○○派」から専業主婦へと横滑りしたのは1980年だったが、それ以降は、結婚しても仕事を辞めない人が「○○」ドルとして人気を博している。


このように時代背景によって求められる女性像、男性像が移り変わっていることを穴埋めのクイズをしながらお話させてもらう(このクイズ形式を発案してくださった越前市のTさん、ありがとう。なかなか難しくておもしろいと好評でした)。
こうした流れをみてみると、ことさら「ジェンダーフリー」とかいわなくても、女性像、男性像がこの60年に大きく変わっていることが実感できます。もちろん、依然と変わらない点もしっかりあるんですがね、、。

また、雑誌スポンサーの意向が雑誌の男女像にどう関わっているかについても資料をお見せして考えてもらうつもりだ。


そしてお待ちかねのグループワークだ。袋とじヌードもある男性誌から中高年のライフスタイル誌までいろいろ取り混ぜて用意した雑誌から、女性イメージ、男性イメージを取り出しコラージュを制作する。みんなどんなコラージュをつくってくれるのか楽しみだ。


歴史的プレイバックをみたことを踏まえてグループでつくったコラージュから見えてくることをディスカッションする。自分らしさのイメージ(なりたい私)は、どうしてつくられたと思うか? 自分らしさイメージにメディアのまなざしの力はどう影響しているか、などを考えてもらうつもりだ。


今日の試行錯誤では、いろいろ話が盛り上がり、楽しかった。きっと土曜日も楽しくなると思うので。やってみたい方は土曜日に北陸線高岡駅前に立っているウイングウイング6階にどうぞ。無料です。もう少し余裕があるのかな。申込は、次です。  富山県高岡市末広町1番7号 ウイング・ウイング高岡 6階 TEL 0766−20−1810FAX 0766−20−1815