ユーアイふくいの図書問題

わたしもしばしばお邪魔したことのある福井県生活学習館ユーアイふくいhttp://www.manabi.pref.fukui.jp/you-i/の図書選定に関する問題で、上野千鶴子さんらが裁判を起こすという報道が朝日新聞などでなされているようで、気になっている。
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY200607260729.html
福井の図書一時撤去問題、書名公開求め提訴へ


 福井県の女性センターからジェンダー性教育に関する本が一時撤去された問題で、著者とされる社会学者の上野千鶴子さんら20人が26日、県を相手取り、撤去された書名などの公開を求める訴訟を8月、福井地裁に起こすことを明らかにした。今年初めまでに、県の男女共同参画推進員が「不適切で内容が過激」と、リストを挙げて撤去を求めた。県は3月、リストの書物を撤去したが、市民から抗議が出て戻した。上野さんや地元市議らは6月、リストの情報公開を請求した。県は書名と著者名、出版社名を塗りつぶして公開。上野さんらは、「書名が公開されなければ、著者は対抗する手だてがない」として、全面開示を求め提訴することにした。
===

 この記事、以下のブログによれば竹信三恵子記者の記事らしい。これを読むと、福井県に単独で女性センターが建立されているように誤解する人もあるかもしれないが、生活学習館は単独の女性センターではなく生涯学習センターといった趣の建物だ。福井市の田園風景が広がる気持ちのいい場所に立っている。また、ここに来られている人をみても、男性の利用も多く、「女性センター」という呼称にちょっと違和感を感じてしまった。竹信さん、現地のユーアイに行って取材されたんだろうか?


 右のブログhttp://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/1a10249a342f3c02f1d46bda211da642によると、福井「ジェンダー図書排除」究明原告団が結成されているようだが、福井のユーアイふくいを日頃利用している方がどれだけ参加されていらっしゃるのだろうか。『当事者主権』ってご著書もある上野千鶴子さんと、「当事者の経験と情報を伝えあう」ことを掲げてブログを書いておられる寺町みどりさんのことだから、ユーアイ福井を利用されている福井県の当事者の方達の思いを最優先されていることと信じたい。 
ただ、福井でユーアイふくいを利用されている方たちの声がマスメディアにも、ネット上にも聞こえてこないので心配なのだ。福井は富山から100キロ圏。しばしばお邪魔することだし、どうも気になる。福井の方でこのブログを読んでいらっしゃる方もおいでのはず。みなさんの声が聞きたいです。ぜひ思っておられることを発してくださるといいですね。