女性センターの活動事業とその報道について

前エントリーで高岡市男女平等推進センターEフェスタについて書いた。メインイベントの「山の動く日来る」女性サクソホン奏者のMASAさんの演奏とトークが行われたという報道記事(北日本新聞9月3日社会・地域ニュース「『夢あきらめないで』米在住女性が講演・演奏 高岡」)を事後に探してみての感想は、これでは各団体が発信したメッセージがうまく伝わらないのではないかということだった。これからはどう発信するかをもう少し工夫する必要があるなあと考えさせられた。


記事では、Eフェスタについては「高岡市男女平等推進センター登録活動団体ネットワークの「Eネット」の各団体が活動を発表する」イベントとされている。そしてその中身である活動としては、「ミュージックベルや高岡銅器の楽器お鈴による演奏グループ「リンベル」が美しい音色を披露した。福祉作業所発表会も開かれ、精神障害者協働作業所「憩いの家」など四施設、一団体が日ごろの成果を発表した」とあるだけだ。これだと、「男女平等」など問題提起型の社会貢献的活動がなされていることがみえにくいなあと思えた。実際に自分が参加しておらず、事後的に記事だけでそのイベントをみてみると、こうだったのかなあと思えた。メーリングリストなどで取りあげられているイベントの感想との落差を感じるのはいたしかたないのであるが、それが一般社会にどのように伝わるかと思うとちょっと心配にもなった。実際には、男女平等推進センターという公的な施設を使って社会に貢献できる活動をしておられるはずである。日ごろの活動がいかに社会貢献活動であるかについて、説明がなされる必要を感じた。


わたしたちが関わった「外国人女性・子どもたちの声に耳を澄まそう!〜多文化共生というけれど〜」というワークショップ(8月27日実施)の報道については、あっぷあっぷさんのブログで報道記事が掲載されている。http://d.hatena.ne.jp/appuappu/20060902/1157168983
これらの記事を比較して、女性センターの活動をどう社会に向けて発信していくかを考えていく機会としていきたいと改めて思った。

なお、高岡市では、すでに、下関小学校地区の婦人会がブラジル人との交流にかんする取り組みを続けている。現在の会長の坂田通子さんとその取り組みは以下に紹介されている。http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub4/hito/ho_s4_06062901.htm 書き手は、あっぷあっぷさんのところで紹介されている記事をも書いた井上亜希子記者である。

女性センターの活動事業とその報道については、誰にどう伝えるか、ということをこれからも検討していきたいと思う。