今井紀明さんの報告を読んで
紀明のかけらでマスコミ学会ワークショップ参加の報告を書いておられます。それを読ませて頂いてとても共感した点を2つ書いておきます。今井さんとは地方在住という点で共通する思いを抱いているなあと感じました。
まず、「学会という場に若い研究者の顔や女性の研究者がいないというのは広義な意味で視点が欠けるといってもいいんじゃないのかな」と書かれているのはまったく同感です。
次に、「地方からメディアとして情報を発信するという点からBEPPoo!!をしているので、中央に溜まっているマスコミに対してなんだかいい感じを受けない。だいたい、これだけネットが発展したんだからもっといろんなことを地方のメディアとして発信したいし、この小さな別府という街をアカデミックな意味でも意味のある場所にしたい。」という思いにもそうだよなと思います。常々、マスメディアが東京から情報を発信するという中央集権主義的な志向をもっており、東京以外の情報はあくまでローカルネタとしか流通しない(ということは最初から東京情報とは別扱い)ことにはとことん辟易していたところなので、そうだそうだと思いましたです。
今井さんのブログにはハッとさせられることが書かれており読ませていただくのが楽しみです。一つ前のエントリーでの「一つ自分が今言えるのは「ネット右翼」というのは本来そこまでいわれるほど存在するのか、ということだ。僕の考えとしてはクエッションマークだ。・・・・むしろ注目すべきなのは「ネット右翼」的な言説がなぜ広まったのか、というところにあるのではないかと思う。」もそうだ。とても重要な主張だと思う。上でも書いた「右傾化」ではなく「右派言説の可視化」だというところにつなげて読んで頂ければと思います。