男女格差と女性センターの非常勤問題

 ジェンダーより男女格差がキーワードとして人気が出てきたようなんですが、男女格差で思い出すことに女性センター職員の構成がある。「女性センター」には、男女平等推進センターも男女共同参画推進センターも含めています。

 女性センターは、実は「非常勤職員」がその職務の中枢を担っていることが多いです。わたしの地元の高岡男女平等推進センターもそういうセンターの一つです。どんな事業をするかを考え実行したり、市民からの相談を受けるなどを担っているのは非常勤職員さんが中心です。

 そこに男女格差があるんです。センターの中心的業務を担う非常勤で職員に男性職員は見られないです。男女平等・共同参画課の課長さんやフルタイム正規職員でしっかり稼げる職には堂々と男性が就かれています。でも、非常勤職に就くのはいつも女性ばかりです。収入が補助的でいいとされているからでしょうか。

 女性センターは条例でも謳っているように「性差別の解消」を担当する部署です。それなのに自ら「性差別の解消」どころか「性差別の再生産」をしているのは腑に落ちません。しかもこの実態は高岡だけではなくわたしがしる限り、全国津々浦々の女性センターで起きていることです。

 女性センターが足元の非常勤問題を解決せずして「男女格差」の問題解決はありません。どうしたらいいのでしょう。高岡には、男女平等問題の苦情処理機関がありますが、そこにでも出したらいいのでしょうか。