『ウエッブ炎上』朝日新聞の書評に

荻上チキさんの『ウエッブ炎上』、今朝の朝日新聞の書評に出ているではありませんか。評者は香山リカさん。 すごいぞ、チキさん! 

そもそもネット閲覧はひとりでするものなのに、なぜある時点から集団暴走が起きてしまうのか。
 本書では、「炎上」のメカニズムが丹念に説き明かされていく。その原因の一つ、「サイバーカスケード」とは、最初は個人の考えや発言であったものが、結果的に集団として極端なパターンに流れてさらなる集団行動を引き起こす、というネット特有の現象を指す。しかし、極端化はいつもネガティブとは限らず、「遺失物を探せ」などポジティブな行動につながることもある。
 次々と紹介される「炎上」の実例を見ながら、そこに可能性を感じるか恐怖を感じるかは、その人次第。(中略)
 ネットを利用しない人にとっては、これ全体が「存在しない世界の話」かも。その乖離が、最大の問題なのではないだろうか。

うーん、この最後のオチはなんだか納得できないものが、、。チキさんは、ネットを利用しない人に向けてもこういう世界がありますよ、「まずは実態を把握することが必要」と言っているのではなかったか。

ははーん、香山さん、ネットを利用しない人に向けて「これを読まないとマズイっすよ」と警告してくれているのかな。

【追記】町の大型書店にいったら、各新聞の書評に出た本が並んでおりました。もちろん『ウェブ炎上』はそこに輝いて並んでいました。それに加え、新書棚の前のコーナーでも”平積み”になっておりましたぞ。書評の影響、すごし!!