世界遺産の村の酒蔵で蔵出し原酒を呑む

米騒動話については、コメントありがとうございました。「女性主導の運動だかられっきとした『女性運動』だ」という主張に見えたようですね。それがどっこい、そうではないのです。これについてはちょっと時間をいただいて次のエントリーとします。お待ちくだされ。


その前に本日は、長く続いた話にお疲れの方に(わたしもちょっと疲れたので)、世界遺産の村・五箇山の酒蔵に伺って、蔵出し濁り酒を地元のおいしい山菜など酒の肴といっしょにいただいてきたお話を一席。


今日は高岡でも積雪50センチくらいのすごい雪だったのですが、お友達のOさんのBMWでかっ飛ばして五箇山までひとっ飛びで行ってきました。それはまあ五箇山は1メートルくらいの深雪でした。すばらしい雪景色も堪能してきました。


その酒蔵は三笑楽と言い、日本一高いところにある酒蔵です。ブナ林から染み出づるすばらしくおいしい水を使って、こだわりのお酒をつくっている酒蔵さんです。雪に埋まった酒蔵でお酒の元が眠っているのもしっかり見学させていただきました。酒の貯蔵タンクに眠るお酒の基をみたのははじめてで新鮮でした。発酵してまるで真珠の泡の海のようでした。こんなしんしんと冷えた中でじっくりおいしく育つお酒がまずいはずがありません。滋味豊かで、しかし淡麗辛口で酒の肴との相性のいいお酒です


蔵出し濁り酒を上澄みをすくって飲むのがおいしくて、しこたま飲んできました。三笑楽さんで酒の肴として出してくださった五箇山の山菜、コゴミのごま和えやゼンマイとすす竹の煮物、おろした大根の煮付け、お赤飯のおにぎりなどおいしくておいしくてついお酒も進んでしまいました。酒蔵自家製の酒糀で漬けたという、ぶりと鮭のカブラ寿司も忘れてはなりません。山菜の煮付けだけではなく、富山の越中バイ貝の煮付けやガスエビの唐揚げなどにもしっかり合っていました。そうそう、熊汁もおいしかったんだった。これはいい熊だっておっしゃっておられました。上品な脂でしたわ。


飲まずに運転してくださったOさんにはほんとにほんとに感謝です。しかもおいしいシフォンケーキやレーズンサンドなどパティスリーシェフとしての腕も凄腕だし、ほんと楽しませていただきましたわー。


この酒蔵の名前もすてきです。謡曲「三笑」に、「酒は楽しく飲むもの」というので「楽」とは・・社長の山崎さんがまたとても個性的でおもしろい人物で、終始笑わせてくださり、名は体を表すんだということを実感した三笑楽さん探訪でした。ご存じないみなさまも世界遺産の村五箇山に一つしかない酒蔵のお酒、三笑楽をぜひ一度、味わってみてくださいね。今だけしか味わえないのは蔵出し原酒です。興味を持たれた方は、こちら でどうぞ。別にわたし、回し者ではないのですが、ついオススメ係を買ってでてしまいました。