日本女性会議か日本会議女性か?
日本女性会議が今年10月に富山市で開かれるということだ。日本女性会議2008とやまのサイトがオープンしていた。それをみてびっくり! 白地に赤く日の丸染めて・・・なんと「日本女性会議」ではなく、「日本会議女性部」かと思ったくらいだ(笑)。この名称、もともと紛らわしいと思っていたが、思想も大同小異だったのかとそのメッセージの象徴性をあれこそ詮議したくなった。
女性も男性も互いに理解し合い一人の「人間」として人生を輝かせたい。煌めきながら生きることの大切さ その生き方の連携が拓く、豊で美しい社会を輝く尾根が連なる立山連峰の雄姿に重ねながら私たちは、「日本女性会議2008とやま」を今年10月、富山市で開催します。
だいたい、富山市の森雅志市長は、かつて自身のウエッブサイト森のひとりごと(「危ない『ジェンダーフリー』」というエッセイ)で、男女の特性を尊重しないフェミニスト=雌雄同一のカタツムリ説を唱え気勢を上げたり、男らしく女らしくを男女共同参画条例に書き込んだりしたことでつとに知られている。
おそらく連中は性差を否定し、結婚を否定し、家族制度をも否定するというきわめて危険な思想を潜ませているのだろう。そこまで過激ならいっそのこと雌雄同体のカタツムリにでもなったらどうだ、と言いたい。この際、正しい「日本男児」は過激思想と闘うために堂々と決起しなければならないのだ。
そんな森市長の元で開かれる日本女性会議とやまは何をやろうとしているのだろうか。
わたしはこの「日本女性会議」というイベント自体にこれまで参加したことがなかった。一体どこからお金が出て誰が何のために開催しているのかがよくわからないなーと感じていたので、一応おさらいすると・・
日本女性会議は1975年の「国際婦人年」と「国連婦人の10年」をきっかけに、男女が性差や世代を超えて共に支えあう社会を築くため、1984年の第1 回名古屋市大会をスタートラインに、その後毎年各都市で開催されてきました。毎回開催都市だけでなく全国から多くの人が参加しています
2007 年は広島市で開催。そしていよいよ今年2008年10月17日(金)〜18日(土)には25回目の会議となる『日本女性会議2008とやま』が、富山市で開催されます。『日本女性会議2008とやま』では、富山の芸能や魅力ある舞台演出で全国からの参加者をもてなす開会式典や、「男女のパートナーシップ」のあり方などをテーマにした基調講演、シンポジウムなどが行われ、市内各地でも福祉や健康、環境などの小テーマに分かれながら男女の明日を考える分科会が企画されています。[ 大会テーマ ]
煌(きらめ)く人とひと、連なる峰々へ[ 主旨 ]
1.大会を契機とした市民と行政との協働による男女共同参画のさらなる推進
2.全国へ向けた富山市の男女共同参画社会像の発信
3.豊かなとやまの自然・歴史・文化などの紹介
「市民と行政の協働」っていうけど、予算はどこから支出されているのだろうか。企画や運営は市民のボランティアなのだろうか。シンボルマークからして、また「富山の芸能や魅力ある舞台演出」「豊かなとやまの自然・歴史・文化などの紹介」などの文言からして、富山市は観光のために開催しますっていうのがみえみえの展開だ。それに対して実行委員会さんはどのような対応でのぞむのか。実行委員会の紹介文を読んでみると・・
日本女性会議2008とやま実行委員会
日本女性会議2008とやまは、男女共同参画社会の確
立を標榜する日本女性会議の目的の本質を見すえながら
、市民一人ひとりの自立した、活力あふれるくらしを促
す内容とし、自立した市民の交流、ネットワークづくり
を柱に、地域間の連携を深めます。
また、全国からの参加者と市民がともに豊な成果を
分かち合うために、富山市独自の資源や視点を積極的に
活かした内容として、開催するものです。
「男女共同参画社会の確立を標榜する日本女性会議の目的の本質を見すえながら」ってどういうことだろう。男女共同参画社会の確立は、「本質」とは違うといいたいのだろうか。
この文章の主語、述語は、「日本女性会議2008とやまは、地域間の連携を深めます。」ってところだろうか。男女共同参画社会は名目だけって感じがする。県外客には観光を、県内参加者は地域間の連帯を深めるか。なんとなく納得した。このためになら市も県も予算を出せるというものか、、。女性客よ、グルメ旅、温泉旅の機会としてぜひご利用くださいっていうものと思っている方が心穏やかだ。でもやはりHP開設から企画イベントなど目白押しだが、この予算がどこから出ているかは気になるぞ。