日本女性会議とやまの感想

10月17,18日に富山市で開催された日本女性会議2008とやまに参加しての感想をちょこっと。この種の大会に出るのは意外にも初めてである。しかしながら、聞くところによると今年のとやま大会は、主催者側の熱意に欠けたところがあり、参加者も盛り上がりもいまいちだったような印象であった。他の大会では参加者が4,000人というのも見たが、とやまは2,000人とか2,600人とかという人数が報道されていた。会場で道を聞いても、駅からの案内なども通り一遍だったり不親切だったという声を聞いた。こんなに不親切でやる気なさそうなのでおみやげも買う気にならないとまで言われた。熱意のなさは、この女性会議の歴史や目的ということへの無関心にも表れていた。主催者側の挨拶をみても、富山の宣伝には熱心だが、日本女性会議そのものへの関心はぶっきらぼうなくらい示していなかった。来年の堺市は、対照的に意欲的です。もうHP立ち上げて日本女性会議2009さかいを活発に情報発信しておられます。


そんな日本女性会議だが、基調講演の広岡守穂さん、シンポジウムの鹿嶋敬さんは、「強がらない男」ぶりがとても印象に残った。広岡さんはダウン症のお孫さんのエピソード、鹿嶋さんは最愛の娘さんがごく最近交通事故で亡くなった話しを挿まれた。大きな会場で大勢に向かって話すのはとてもしんどそうなことであったが、聞き手に負担を感じさせない程度に消化してしかしある感情を呼び起こすような話しであった。広岡さんのお話は初めて聞きましたが、参加者女性の共感を呼ぶつぼを心得ておられることに感心しました。でも、他の方に聞いたらいつもあのようにお上手だとおっしゃっておられました。とてもパーソナルな話しに終始していましたが、ああいうエリートの方がちょっと外れるから女性たちも認めているけど、そうではない男性があのように一般男性枠を外れたライフスタイルを貫徹とやっても女性たちは許容しないのではないかという意見を聞きました。どうなんでしょうね。


分科会で聞いた上川あやさんのお話も、広岡さん同様に聞き手の感情を動かすものでした。涙を浮かべながら、ご自身の歩んでこられたお話をしておられました。総じて、主催者サイドが淡々とやってるぞという感じであったのに対し、講演や分科会場では、感情を動かす達人によって会場を盛り上げていたという印象が残りました。参加されたみなさんの感想は、いかがでしたか。ブログ検索かけてみましたが、日本女性会議についての報告はあまり書かれていない様子。で、旅行ネタが多いもよう。2,000人の参加者でもネットで積極的にレポしようという人はいないのか。