「高岡DV被害者自立支援基金パサパ」が創設された

 中日新聞加藤祥子さんの記事まんまです。

 配偶者による暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)の被害者を救おうと、高岡市の高岡女性の会連絡会などが、民間団体としては県内で初の基金「高岡DV被害者自立支援基金パサパ」を創設し、会員や寄付を募っている。

 パサパはフランス語で「一歩一歩」を意味する。女性の会連絡会と県男女共同参画推進員高岡連絡会、同推進員OBでつくる市民団体「アプローチ」が、女性の会連絡会設立二十周年も記念して設けた。


 当面は会員と寄付金を募って基金を積み立て、市男女平等推進センター相談室を利用した被害者のうち、相談員が「緊急性がある」と判断した場合、無利子で最大五万円を貸し出す。


 DV被害者は着の身着のままで家から逃げ出すことがある。内閣府の調査でも「相手と離れて生活するにあたって困ったこと」の回答の54・9%が、「当面の生活に必要なお金がない」だという。


 パサパ代表で女性の会連絡会の向富士子さん(54)は「(緊急性がある人は)年に一人かもしれないが、その一人の役に立てれば」と話している。
 年会費は正会員五千円、賛助会員千円。団体の寄付は一口一万円。
 問い合わせは、パサパ=電話080(6358)0838=へ。会費・寄付の振り込みは、ゆうちょ銀行(振替口座)00780−3−57876、口座名義「サポート基金 パサパ」へ。