富山県男女共同参画計画の控えめすぎる目標
久しぶりに、富山県の男女共同参画政策を調べてみた。3年後、7年後の目標値が、あまりに低い上昇率にとどまっているのがちょっとさみしい。。「男女共同参画」って意味不明なことばを導入する際に、一定程度政策決定過程に参画することを目標にするから「男女共同参画」にするって言われたんじゃなかったっけ。DV防止法の周知状況や男女共同参画チーフ・オフィサー設置事業所数に重きを置いているらしいことは理解できるが、7年後の女性の管理職率、5%を公式の目標にするって、それはあんまりじゃないだろうか。これじゃ、将来的にもまったく増えないけどこれで満足してもらえますか、いいですねってだめ押しされている感じがする。夢がもてる社会とは、多くの選択肢がある社会。とほほだね。また、職場が男女平等だと思える人の割合が20%でいいというのも、あまりにお寒い職場環境に埋没せよと言われている気がする。お寒すぎる目標。口あんぐりかも。
項目 | 現在 | 平成23年の目標 | 平成27年の目標 |
---|---|---|---|
審議会等における女性委員の割合 | 32.4% | 36% | 40% |
県における女性管理職の登用 | 5.5%(全国9位) | 全国上位(10位以内を目途) | 全国上位(10位以内を目途) |
女性の管理職比率 | 3.4%(全国45位) | 4% | 5% |
育児休業取得率 | 男0.2% 女87.8% | 男増加させる 女90%以上 | 男増加させる 女90%以上 |
男女の地位の平等感(平等になっていると感じている人の割合:職場) | 12.3% | 16%以上 | 20%以上 |
で、よその県を探してみた。鳥取県の目標値を拝見。鳥取県は男性の育児休業取得率を10%に設置しているようだ。このために政策を整備しているのだろうか。いずれにしても、男女共同参画政策において、数値目標をあげるところが増えているようなのは歓迎。かつてはなかなか数値目標をあげたがらなかったが、、。しかし、単にならべてみましたよというところも少なくないのかもしれないという感じもしないでもない。中身についてはそれぞれ要チェックですね。
しかし、調べるにも富山県はみづらい。もっと関心持ってもらえるようにわかりやすくネット発信してほしいぞ。高岡市のをみようとしたが、ネットではみずらくて発見できず。鳥取県の指標一覧は少なくとも公開度が高い。その点、好感度も高い。少なくとも各自治体の指標一覧、ネット上で鳥取県程度にみやすく発信されることを期待したい。