「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の要請書

 気がついたら春。でも、ブログはまだ2月、ということは冬の記事。。1ヶ月以上も更新してませんでした。

 韓国併合100年というこの2010年を富山で生活する身としてどう行動できるかを考えるための企画に関わっています。もう少しで公開できるのではと思っています。

 そんなことを考えているところに、鳩山首相が「高校無償化」措置から朝鮮学校だけ除外するという発言について報道で聞いて、「友愛」が泣くよな、と驚いてしまいました。かつては自民党政権だったから無理と諦めムードだった排外主義的な措置を方針転換してくれるはずという期待がもろこけてしまったら、民主党への政権交代の意味はほんと薄れてしまいます。千葉景子法務大臣福島みずほ男女共同参画大臣で万全かと思いきや民法改正案も提出しないっていうし、沖縄の基地問題も県内移転に限りなく近づいている気がするし、、。

 そんな中友人から、「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の要請書を提出するということを聞きました。大学に関わっている人は非常勤講師であれ常勤教授であれその立場を問わない趣旨だというのです。

 また、朝鮮学校を除外する理由として、その内容が高校の授業内容レベルを担保しているかどうかわからないからといったものがありますが、その点も次のように明確に説明しています。

政府が第三者評価組織を設け、朝鮮高級学校の教育内容が「高校の課程に類する課程」であるかどうかを判断するとの報道もありますが、すでに多くの国立大学が高等学校専修課程の基準(修了に必要な総単位時間数2590単位時間以上、普通教科の総単位時間数420単位時間以上)を準用して朝鮮学校の入学資格を認め、文科省もこれを認めてきた以上、これはすでに解決済みの問題です。つまり今回の政府案は、外交上で解決されるべきことがらを教育問題に不当にすり替えるものに他なりません。


 要望書は明日提出されるそうで、この署名は本日15日が締め切りということです。該当される方はどうぞよろしくお願いします。

【追記】あんまり暖かく、秋に植えた庭のチューリップが芽を出してくれたのを発見。うれしくてブログも気分一新でチューリップにしてみました。大好きなピンクに戻すのもねらいかW