今日のKNB夜のニュース番組で連続講座「韓国併合100年@とやま」が取りあげられます

 今日KNB北日本放送 夜のニュース番組Everyの金曜ジャーナルという枠で、「韓国併合100年@とやま」の連続講座の取り組みについて特集で取りあげられます。

 数家直樹キャスターが今年初めの準備段階から熱心に取材されていたものをまとめられるようです。どんな視点でどういった切り口の番組になるのか、とても楽しみです。ご覧になれる方はぜひどうぞ。


【追記】KNBのサイトで、この特集がさっそく金曜ジャーナル「100年目に考える 韓国併合part1part2 に分けてアップされています。映像も音声も全部入っています。関心のある方にご覧いただけます。

 以下はその概要です。

 あさって8月22日で韓国併合100年に当たる。富山から韓国併合100年を振り返る意図を、最初に発起人の一人、堀江節子さんが草の根から相互理解と信頼を築いていきたいと話されたこと、50人もの参加者がそれぞれの思いをもって来られたので呼びかけてよかったという感想も語られました。

 第一回の藤野豊さんは、「韓国併合はどのようにして行われたか」で、併合前後の歴史を説明、当初は韓国の申し出があり韓国を救ってやるために併合が行われた、人道に適ったことだということを信じて疑われなかったこと、その後、日本と韓国は、元々は兄弟だったのだ、ルーツは同じだったのだ、人道的な支援だったのだという併合の論理が使われたと語られました。

 第二回の杉山とみさんは、韓国の国民学校で教師をしていた方ですが、4年間の教員生活の中で軍歌を教え、天皇への忠誠が根付くように教えてきたと公民化政策を振り返り、母国語を使わせず、彼ら彼女らの本名をいっさい知らずに日本語を強要していたことを後に深く反省し、「自分は精神面での戦犯だ」と考え、かつての教え子に謝罪し旧交を温めています。 

 第三回では、在日二世のソンヨンさんが、お父さんが韓国の土地を奪われ、日本に来て土木工事の仕事の後、富山市で銭湯を開いていたというご自分の歴史を語りました。現在は民団で働き、在日の人達を支援しています。韓国が2つに分断されていることの理不尽さについても語っておられます。しかしながら、ソンさんは今後、北東アジアが世界の中心になって羽ばたいていくだろう、その時に自分たち在日は日本と韓国、日本と世界の架け橋となっていくそんな役割が果たせると思っていると、ご自分のおかれた立場について、未来を見据えて力強く語られました。

 最後に、数家キャスターは、今後のコリアプロジェクトの講座の予定についても紹介くださいました。連絡先も出していただきました。

 全体として、長期に渡る取材だったのですが、コンパクトに大変わかりやすい番組に仕上がっていたと思いました。数家さん、スタッフのみなさまどうもありがとうございました。