フィールドワーク特番のお知らせ・・・朝鮮人強制連行の足跡をたどる@とやま ―ダム・発電所工事と飛行機工場/地下工場トンネル工事跡

リアプロジェクト@富山の10月連続講座特番のお知らせです。実際に富山県内に残る、ダム・発電所工事と飛行機工場/地下工場トンネル工事跡足跡をたどります。
案内の方がご高齢ですので、今後の企画はなかなかむずかしいと思われます。
強制連行、ダム工事などにご関心のある方は、この機会にぜひご参加ください。

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連続講座「韓国併合」100年@とやま 10月特番フィールドワーク
朝鮮人強制連行の足跡をたどる@とやま
―ダム・発電所工事と飛行機工場/地下工場トンネル工事跡―

日時    10月9日(土)午前10時 〜
(富山での集合は9時。場所は参加者に直接お伝えします)

集合場所   156線 示野交差点・コメリ駐車場 
     ご参加希望の方は、メールください。
      saitohあっとまーくp1.tcnet.ne.jp

見学場所   午前 祖山ダム 【案内 澤田純三さん】    
         井波・福野の旧工場
       午後 雄神地下トンネル(未完成)【案内 松本文雄さん】

所持品    長靴・軍手・明るい懐中電灯・水筒・(昼食−道の駅)
    
参加費 1000円
     
参考文献   松本文雄『司令部偵察機と富山』桂書房
         近代史研究15号・28号(コピー実費をお願いします)
  
主催 コリア・プロジェクト@富山 

申込先    090−5175−3756(堀江)

庄川・祖山ダム建設慰霊碑>
水力発電事業は国力・軍事力増強を目指す日本の国益に沿うものであり、全国各地で盛んに建設されたが、庄川でも多くのダムが建設された。昭和電力が祖山ダムを建設しようとするのに対し、木材運搬の手段として流木を行っていた飛越木材が流木を行う権利を主張し、15年にわたって法廷闘争や流血事件があった庄川流木争議の現場がここである。
小牧ダムから御母衣ダムまで、上流へといくと、156号線沿いには多くの数多くのダムがみられる。今回は祖山ダム湖の傍らにある、慰霊碑までいく。

三菱重工第11製作所疎開工場・建設地跡>
 太平洋戦争中、三菱重工は陸軍の最新鋭機「新司偵」を作っていたが、1944年秋、名古屋の中心的工場が地震と空襲のため壊滅的な被害を受けた。そのため、富山県に工場を疎開させ、呉羽紡績大門工場、福野工場、井波で機体を製作、県内では敗戦までに174機が生産された。
 また、工場の疎開にあわせて、学徒動員の日本人の生徒たちも井波に来ているが、朝鮮半島から強制動員された勤労挺身隊の少女たちも来ていた。
 日本政府・軍部は本土決戦の覚悟をして各地で極秘のうちに地下トンネル工場建設を進めていた。そのひとつが庄川町雄神に作られた地下トンネル。20メートル間隔で17本のトンネルと3本の連絡抗を掘り、2000人ともいわれる朝鮮人が働いていた。また、対岸には飛行場も建設中だったが、双方とも、建設半ばで敗戦を迎えた。

 コリアプロジェクト@とやま