安保法案廃案を求めて、女性グループ、レッドカードを郵送

 KNB 北日本放送で、タイトルのようなニュースとなり、女性のレッドアクションとやまの「レッドカード」を集めて国会議員に意見を届ける活動が紹介されました。サイトにあがっています





 ただし、主な意見として、「自民党さん、見損なった、次の選挙では入れません」という意見も多かったのですが、それはスルーされました。

そこで、こちらの発表資料を以下に添付して、お知らせします。



 2015年8月21日県政記者クラブ発表資料  女性のレッドアクションとやま実行委員会

自民党国会議員に対するレッドカード
——女性のレッドアクションとやまに寄せられた安保法案反対の意見——


1. レッドカードとは
 レッドカードとは、国会で私たちの声を代弁して安保法案の審議に当たる富山県選出自民党国会議員に対して、選挙民である私たちが安保関連法案に反対している理由や意見をカードに書いて、直接それを議員に届けるツールです。
 富山県選出国会議員で、安保関連法案に衆議院で賛成した自民党議員は、田畑裕明(富山1区)、宮腰光寛(富山2区)、橘慶一郎(富山3区)の3氏。今後、参議院で賛成すると見られているのは、野上浩太郎堂故茂(いずれも富山全県)の2氏。
5月31日に最初の「戦争をゆるさない 女性のレッドアクションとやま」行動を行った際に、富山で行っている行動が国会議員に届かないもどかしさを抱えました。そこで、7月25日の「戦争をゆるさない 女性のレッドアクションとやま」第二弾では、我々の反対の意志をどうやって国会議員に伝え、国会審議に反映してもらえるかを考え、レッドカードというツールをひねり出しました。
第二弾行動の七月25日、ポストに入りきらないほど集まったレッドカードは145枚。1枚には8名宛の意見が書かれており、集まった声は私たちの想像を超え、1,100筆に届きました。
意見の中には、国民を戦争に巻き込まないことが政治家の役割、という考えが多く見られましたが、そう考える人たちからは、国民の意見を尊重できない政治家にはレッドカードを渡して、退場願いたい、そう考えた方もおられたようです。
# 配布したレッドカードの実物は、別に添付

2.レッドカードを寄せた方の属性  
 記入された市町村名を見ると、地域の偏りもなく、富山市黒部市、朝日町、入善町魚津市上市町立山町滑川市高岡市射水市小矢部市砺波市南砺市氷見市など県内全域からでした。ニックネームも可としたので、寄せられた声の主の性別年齢の詳細は不明。自己申告により判明したのは、8歳から92歳までの声があったこと。名前から見る限り、女性のみならず、男性の声も2〜3割程度ありました。

3.レッドカードに見る県民の主な意見
 1,100筆に及ぶレッドカードの意見は、安保法制に関するものだけでなく、平和憲法や平和とは何か、沖縄辺野古の新基地問題脱原発、「慰安婦」問題など多岐に及んでいました。
 以下では、主な意見として3つの方向の具体的な意見をご紹介します。


1)悲惨な戦争を体験したからこそ、子や孫に戦争させるわけにはいかない

・ 「母親から戦争の苦労話を聞かされてきたから今の平和をなんとしても守りたい」
・ 「10歳で終戦になった。戦中戦後の生活は空腹と不潔の思い出ばかり。あの時代には戻りたくない」
・ 「私は戦争体験者。戦時中、物が言えなかった、家が空襲で焼けた。ひもじい子ども時代を再び、子どもや孫に体験させたくない」
・ 「私の父は戦死したのだから、もう絶対絶対、戦争はダメ」
・ 「私の父は戦争では死ななかったが、経済統制で商売できなくなりおまわりさんに捕まって自殺を図り寝たきりに。戦争は絶対にダメ。自民党の皆さん、お願いです、この法案を通さないでください」


2) 国民を戦争に巻き込まないことこそ、政治家の役割だ

・ 「積極的平和主義は、武力を使ってすることですか」
・ 「武力で平和は守れない。当たり前のことがわからない人に政治は任せられない」
・ 「何事も暴力で解決しない社会を」
・ 「あなたがまず、戦地に出かけて下さい」
・ 「平和の意味を学んで下さい。武力より外交で問題を解決していこう。」
・ 「日本国民を守るためには、どこの国とも仲良く、少々損をしたっていいではないか。戦争をして原発にミサイルでも撃ち込まれたどうするのですか」
・ 「政治家の仕事は、国民を戦争に巻き込まないことが第一です」
・ 「私のこどもや孫を戦争に巻き込む法案はやめてほしい」
・ 「戦争で最初に死ぬのは、弱者です」
・ 「戦争を美化すること、戦争を金儲けの道具にすることを止めさせよう!」
・ 「誰も侵略のためと戦争を始めません。『自国を守るため』といって始まるのです!」
・ 「ある日、朝起きたら戦争が始まっていたということがないように」

3) 自民党さん見損なった、次の選挙ではあなたに入れません
・ 「自民党の中でもこれまで戦争に反対の立場で頑張っていた人もいるのに、なぜ安倍首相にみんなモノが言えないのですか。」
・ 「自民党、昔は良心的な人も多かった。今の人は良心どこへやったの?」
・ 「議員の皆様、本当に安保法案に賛成ですか。自分の子どものことを考えていますか?」
・ 「●●さん(国会議員名)、見損ないました」
・ 「あなたには投票しません」「次の選挙は、自民党に入れません」
・ 「アベ首相、即刻退場。アナタもね。」
・ 「選挙の時だけ頭を下げるのはよしてください。平和の願いを政治に生かしてください。」