2004-07-07 写真は、2日前に七夕を祝って食べた前菜 自民党が憲法改正案として出している中に、「婚姻・家族における両性平等の規定(現憲法24条)は、家族や共同体の価値を重視する観点から見直すべきである」という箇所も見逃せない。今度の参議院選の争点にも挙げるべきだとおもうのだが、マスメディアでこの点が見逃されているのではないかと心配していた。 ・・・と思っていたら、東京新聞が7月7日七夕の日の社説で「2004参院選 男女共同参画 分業逆行は見逃せない」を取り上げているのを知った。以下でご覧いただきたい。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20040707/col_____sha_____003.shtml 東京新聞(中日新聞)の社説では、自民党が「家族や共同体の価値を重視」とやや曖昧に論じているところを「性別役割分業への逆行」と争点をはっきりさせている点、および自民党の現状に対する解釈が間違っていることも指摘している点がよかった。 今回の自民党の選挙のCMをみても「国の力」や「この国」と国ばかり強調している。これまでは「国民」と民のことをもっと言っていたと思うのだが、、。やっぱり国を強化する時は男女の差異化がセットになるというのは、明治期近代産業化の時に見てきたのと同じだ。ジェンダーという点からも戦争や国力増強に向かう自民党小泉政権のゆゆしき傾向がよく見える。