『社会運動の戸惑い』「まえがき」公開と、「今月自信のオススメ by人文会」

 エントリーがつづく『社会運動の戸惑い』ネタですが、「まえがき」を、『戸惑い』本特設サイトで公開しました。特別大サービスです。

 「まえがき」には、この本の概要や、特徴、著者らがどうしてこうした本をまとめることになったのか、という経緯などいわば、この本ってどういう本?ってことがつまっています。

 読もうかなとお迷いの方はぜひ「まえがき」を読みに「フェミニズムの歴史と理論」サイトにいらしください。


 
 なお、今日、仕事の帰りに、高岡市内のB書店に寄り、『社会運動の戸惑い』本をさがしてみました。通常の社会学系の本棚にないなあと思ってふとみると、「人文書今月自信のオススメ by人文会」という特設コーナーがありました。なんと『社会運動の戸惑い』#tomadoi は、そのセンター張ってました。ポップにはこれまたオレンジ色で、「草の根保守運動とフェミニズムは、なぜ「対立」したのか? 社会運動の戸惑い」と振ってありました。


 で、ちょっとお話しを伺いたいとスタッフの方に尋ねたら、担当の方を探してくださったので、この棚の「オススメ本」はどうやって決まるのかなどについて10分ほど取材してきました。これは、人文系の出版社さんの集まりが「今月自信のオススメ」に該当する本について書店に情報を出しているのだそうで、この書店独自のものではないとのことでした。


 しかしながら、北陸地方の書店でこの人文書オススメコーナーを持っているところは、他にどれだけあるか、あまりないなあ、、とのこと。人口17万の町だと維持するのは大変なんだけど、楽しみに来られる方もあるから、、、とも。この地は、佛教関係の書籍は手堅く出ていくんだけど、人文書はちょっと、、ということもおっしゃってました。しかしながら、他にないからこそ、「私の目の黒いうちは死守します」と担当者さんの力強いお言葉が聞かれました。

 また時々見にいかなくちゃと、強く思いました。私自身もネットでの発信では、オーディエンスが地域限定ではないので、どうしてもネット書店に言及することになりますが、地元の書店って大事だなあ、と身近にある書店をしみじみ大切に思ったことでした。(私のご近所にお住まいの方、B書店に1冊在庫がありますよというお知らせでした。)