”うつ”は、ジェンダー問題
知らなかったが、女性は男性の2倍うつになりやすいそうだ。http://www.nhk.or.jp/heart-net/wide/index.html#utuNHKでたまたま「女性の”うつ”」をとりあげて、現在”うつ”進行中の女性や経験した女性が登場していたのでつい引きつけられてみてしまった。この番組の説明では、女性の選択肢が増えた現在、かえって選択しないのはあなたの責任と自己責任がかぶされるという状況になっていること。で、頑張ることにするとしよう、女性の方が仕事と家事・育児・介護など2役も3役も果たさなければならない。女性は男性の2倍がんばらないと一人前とみなされないと頑張る。で、頑張っても評価は男性の2分の1、3分の1しかない。女性の方が結婚、出産などライフサイクル上大きな転機を迎える、などと女性のうつの社会的要因を問題にしていた。要は、うつは「女性問題」だと言っていた。社会的要因ということでいわば、用語は使わないものの「ジェンダー問題」だと強調していたようにみえた。姜 尚中さんが特にそうした説明をする役で出ていたようだった。高木美保のコメントも的を射ていた(この方も経験者として出ていたのだろうか)。次のデータ説明でも、30-40代は、子育てや仕事のことなど社会的要因が大きいとあった。http://www.fuanclinic.com/byouki/utsu_m.htm
日本では15人に1人がうつを経験ということだが、わたしの40代前半も”うつ”でつらかった。(といっても、元気な時に人に会っているからあまり信用されなかったが、、)昨日の番組では、解決策として環境をかえることを言っていたが、わたしの場合は不安定な状況について悩んでいた時だったので、思い切って通える地元の大学院に入学し、”うつ”は直ってしまった。今からすると、出口のみえない不安定な状況にあると自覚していたこととちょっと早めの更年期(更年期前駆症状?)によるホルモンの変化が引き金になったのではないかと自己診断している。番組では、田舎への移住で直った方が登場していた。
これによると、「NHKでは昨年4月から教育テレビ「福祉ネットワーク」を中心に、女性のうつを定期的に取り上げており、毎回大きな反響が寄せられていた。」ということだった。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/10788/教育テレビ 7月29日(土) 午後8:00〜10:00に再放送というか「保存版」を放送するそうだ。
当事者の方、関係者の方、またジェンダー問題に関心のある方にオススメですよ。