住民ディレクターをやってみて

今回、住民ディレクターを初体験してわかったのは、住民ディレクターで番組づくりする際には、一に、なにか伝えたいテーマが一つあること(2つもあったらそれまた困るわけで・・)、二に、見ている人におもしろいなと思ってもらえるためには、伝える工夫が必要なんだなということです。
今回はとてもそこまで考えられませんでしたが、広く見ていただく番組づくりにはストーリー性が大事なんだなと思いました。論文などのように一定の書式というか、形式が決まっていて、かつ興味を持っている人だけを対象にしたものとはそこが大きく違っているのかなと感じました。そのエンターテインメント性をどうやってつけていったらいいのやら、まじめなわたしには苦手なところかもしれません。

思ったのは、ビデオは自分と被写体になってくださっている方との日頃の関係性がストレートにでますね。友人との関係ではその距離感がそのまま映ってしまうもんだなと気づきました。かっこつけても、正直に出てしまうってことです。ねえ、Mさん。

住民ディレクターになる!?養成講座研修報告に書かれていた以下のことに、そうだと思いました。

あせらないこと。番組を作ろうとせず、これまでどおりの活動をやっていくついでに撮るくらいの気持ちで。

住民ディレクターは誰でもなれる。カメラ係は私が、となってくるとむしろまずい。テーマは1つに絞る。人なら○○さん、食べ物なら「栗料理」よりも「栗を使った○○の料理」まで絞る。

テレビの番組制作を通じて企画力を養い、その企画力を地域活性化に生かそうというもの。確かに「テレビ番組を制作するということは企画、取材、編集、放送という一連の作業プロセスを経験し、ボンヤリと抱いていた考えが3分から5分の番組に可視化されて整理されるので、非常に高度な企画力養成につながる」(資料参照)とおっしゃるとおりだと思いました。

また、住民ディレクター生みの親である岸本晃さんのプリズムテレビのサイトもどうぞ。