「男女平等」を再考する

  • 山口智美さんが「おかしいぞ!『男女平等教育=性別特性論』説(1)」を書かれている。「ジェンダー概念から見えてくる女性学・行政・女性運動の関係」サイトからもリンクしています(B.女性運動と女性学についての資料からリンク)。
  • 東大ジェンダーコロキアムでの「ジェンダーフリー」概念を再考しようという集会で、「『男女平等』なんかダメだ、男らしく、女らしくという特性を認めた上の平等という意味なんだから」「だから『ジェンダーフリー』概念が必要なのだ」という主張を聞いてびっくりしたものだ。それに対してこのたび山口さんが女性運動の歴史を遡ることによって反論の文章を提示しておられる。
  • 山口さんによると、「国際婦人年をきっかけに行動する女たちの会」では、1977年という早い時期から「性別特性」論を乗りこえるために「男女平等」を提唱してきたのだということだ。これを示す実際の運動資料も挙げられている。ぜひご一読ください。