男女格差社会

今朝の新聞各紙が「日本は男女格差社会?」「日本の男女平等度」などと報道している。「世界経済フォーラム(WEF)」の発表データによると日本の男女格差は、世界79位だというのだ。それは言うまでもない「とほほ」問題である。だが、わたしがあれっと思ったのは、日本語でこれが「男女平等」や「男女格差」と見出しを打たれていたことだ。英語では「ジェンダーギャップ」とされているのでhttp://www.japantoday.com/jp/news/391199、これが「ジェンダー」や「ジェンダーフリー」が騒がれる以前だったら、「ジェンダー格差」と書くところもあったのではないだろうか。

 
朝日新聞http://www.asahi.com/international/update/1121/020.html、読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061121i315.htm?from=main3東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/flash2006112101000866.htmlではいずれも「男女格差」と翻訳されていた。一方、毎日は「男女平等度」としている。http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2751891/detail


これを学術用語であり国際的に定着している「ジェンダー」が使われていない、と批判される方もあるかなーとも思うが、わたしはこの方がわかりやすくて問題が明確に伝わっていい感じと思った。まあ、メディアは単に時代の空気をつかんで読者の目を引くキャッチーなことばを使っているだけということか。


それでは、男女格差と男女平等、どっちの方がいいかというと、どうだろう?