NHK中継がなかったきのうの国会審議

今朝の報道でわたしが気になったのが、昨日の国会審議をNHKが放映しなかったことに朝日の社説少子化論議 柳沢発言の罪と功が触れていたことだ。

それにしても解せないのはNHKの姿勢である。国民の関心がこれだけ高い集中審議を中継しない公共放送とはなんなのだろう。


以前のエントリーで、安倍晋三によるメディアへの政治介入問題――NHK裁判からで書いたように、今の総理は以前からNHKに政治介入した経験があり、それを「政治介入ではない」と強弁しているお方である。今度もNHKに圧力をかけたんではないかと予想されるではないか。これが放映されているといないでは内閣支持率に数パーセントの違いがでるだろうからな。政治家は常にメディアを国民の支持を得るために利用しようとしている。都合の悪いことは目立たないようにと必死だ。今回も政治介入されたんでしょうかね。その反対にいいシーンは積極的に流そうと画策する。メディアに表れるもの、表れないもの、その裏での必死の攻防に想像を働かせたい。どんなやりとりだったかは、衆議院のライブラリーをみるしかない。 衆議院テレビをクリックしてください。


しかし、野党の対応もいまいちだ。今朝の報道を見て、きのうの国会審議では政策論議が弱いなと思った。柳沢発言の是非に終始していては本末転倒だ。その意味で野党は政策論議で存在感を示せ!という記事に共感する。