中村桃子著『「女ことば」はつくられる』が山川菊栄賞に!

今年度の山川菊栄賞(第27回)が中村桃子著『「女ことば」はつくられる』(ひつじ書房)に決定したそうです。

贈呈式の予定は以下の予定。

日時 2008年1月27日(日)1:30から4:00
場所 女性と仕事の未来館 第一セミナー室


中村桃子さんは、言語とジェンダーに関する研究を独自に積み上げてこられて多くの著作を出しておられる。

『「女ことば」はつくられる』は、日本には「女ことば」があると長く信じられてきたことのからくりを暴いた書である。「女ことば」はどんな時代のどんな政治的、経済的な要請によって都合よく作り上げられた「言語イデオロギー」(言語規範)であったのかを明らかにしている点で、「女ことば」研究を「女ことば」イデオロギー研究へとパラダイム転換させた書であると思います。

中村桃子さんの国際言語とジェンダー学会での招待講演の様子については、かつて書いたことがあります。テーマは、日本の「女ことば」の歴史についてでした。