「長寿を国民皆で喜ぶことができる仕組み」だと?

またまた、厚生省のサイトがヘンなこと言ってます。今度は、後期高齢者医療制度についてです。あんなに問題がある後期高齢者医療制度を「長寿を国民皆で喜ぶことができる仕組み」だといけしゃあしゃあと書いているのです。桝添厚生労働大臣、こんなこと書かせて平気なのかね。あきれましたわ。

長寿医療制度”が始まりました

長寿医療制度後期高齢者医療制度)は、75歳以上の高齢者の方々に「生活を支える医療」を提供するとともに、これまで長年、社会に貢献してこられた方々の医療費を、国民みんなで支える「長寿を国民皆で喜ぶことができる仕組み」です。

全国保険医団体連合会のサイト をみると、後期高齢者医療制度は「長寿を喜ぶことができる仕組み」などではなく、高齢者を差別する医療制度だとある。しかも、悲しいことに、この制度も地方と都会の格差をいっそう助長するしくみということだ。

 『高齢者の医療の確保に関する法律』をはじめとした「医療改革法」では、公的保険給付範囲を削減・縮小することとあわせて、都道府県が「医療費適正化計画」を策定し、5年毎に結果を検証していくことが義務化された。
数値目標の達成が困難な都道府県に対しては、厚生労働大臣の指示で、その県だけに適用される診療報酬を導入するなど、ペナルティとなりかねない仕組みも導入された。
 「医療費適正化」とは、都道府県を国の出先機関とし、「いかに患者に保険医療を使わせないか」を競争させることであろう。

保険料は、「後期高齢者医療広域連合」の条例で決めていくことになるが、関係市町の負担金、事業収入、国及び県の支出金、後期高齢者交付金からなる運営財源はあるものの、一般財源を持たない「広域連合」では、独自の保険料減免などの措置が困難になってくる。
 これまで、地域の医療体制や被保険者の健康状態の違いが反映した自治体ごとの医療保険制度であったために、保険料水準にはおのずから違いがあったが、県内統一の保険料になれば、大都市部と山間部での医療体制の大きな相違等で、新たな医療格差が発生する恐れが強くなる。


胡桃の木の下で  めめの生活日記 によれば、この制度は女を差別するしくみでもあると当事者の方が感じておられるとのこと。

先週、ヘルパー訪門のとき、利用者さんが「後期高齢者って嫌な名前だね」、だんだん年寄りが生きづらい世の中になるかもしれないと話します。

 それにね、この制度は「女に長生きするな」と言っているんだよ、と解説してくれました。

 つまり、日本の平均寿命は男が79歳、女が85歳ぐらいです。男性は75歳前に死ぬ可能性も多いですが、女性は75歳を軽く超えて生きてしまいます。75歳以上には女性が多いのは確かだから、国は女性にあまりお金をかけたくないというのが本音だと利用者さんの言葉でした。

これだけみんなに見破られているのに、よく平気で「長寿を国民皆で喜ぶことができる仕組み」だとぬかせるものだ。信用できないばかりか品性を疑うぞ、桝添大臣。