「患者の語り」が医療を変えるーディペックス・ジャパンの取り組み

 きのうお茶の水女子大の研究会でごいっしょしていた佐久間りかさんが富山に来られたので、ひさしぶりにお会いした。佐久間さんは今すこぶる旬の人である。表題のように、患者さんの語りのデータベース・システムーディペックス・ジャパンを日本で初めて企画提案して実現にこぎつけた方である。ディペックスという名前であるが、前立腺癌や乳がんの患者さんに病気を知ったときどう思ったか、などという聞き取りをし、それをビデオ撮影したものをHpにアップしていつでも見ることができるというすぐれたシステムである。現在は、事務局長を務めておられる。

 その佐久間さんが本日、富山市男女共同参画センターでディペックスの取り組みと医療とジェンダーに関わることなどをお話されたはず。この「患者の語り」、実際の語りもちょっと見せていただいたが、淡々と語っている方を見ているととても励まされると思った。同じ病気の人たちがどんな思いで病気と向かっているかを知りたい時に知ることができるので、とても頼りになるなあと思った。今はまだ語り部分はアップされていないが、近々アップされると聞く。そのうち認知症にも取り組むらしいというので、わたしも家族としてビデオ撮影してもらおうかなと興味を持っている。