ニュージーランドの出産事情に、へえー

明日からニュージーランドの学会に行くつもり。国際言語とジェンダー学会です。日本からの参加も割に多いようです。この学会、2年度になる次の開催国が日本になる予定だとか聞いていますので、広く関心を持っていただけるといいんじゃないかと思います。学会での報告については、帰ってきてからご報告したいと思います。

ところで、ニュージーランド事情についてぱらぱら見ていたら、こんなのがありました。ニュージーランド助産システム「女性とともにつくるお産と政策」。これを読んでへえーとびっくり。わたしはいくつかの看護専門学校でも教えているのですが、その際に同じ時間帯でごいっしょするのが助産師さん。で、産科医が足りない日本でも助産師中心のお産はいいアイディアではないのかなとふと思いました。どうなんでしょうか>お詳しい方。

現在マタニティケア担当者の78%が助産
 幸せなお母さんが幸せな赤ちゃんを産む、お父さんも幸せになるという視点
 欠かせない女性中心のケア
 お産にかかる費用はすべて国が。
ニュージーランド助産師は看護師の資格はいらない。5つの助産単科大学がある。
助産師教育はすごく充実している。高いレベルを要求される。

助産単科大学が国内に5つもあるというのはユニークだ。

また、ネットをみていたらニュージーランドのお産事情を読んでまたびっくり。

お産の兆候がみられたら自分の担当の助産師さんに電話を掛け、病院で待ち合わせをし、そこで出産という形になります。
Q. その場合、検診を受けていた医師は分娩に立ち会うのか  立ち会えない場合もあると思われますが、その時は全く知らない医師や看護スタッフの中での出産となるのでしょうか? 
A 通常分娩の場合は医師は立ち会わず、全て自分の担当の助産師さん中心に行われます。
私の場合は帝王切開だったので、そういう場合は初めて会う医師・看護師の中での出産になりますが、助産師さんは立ち会ってくれるので不安にはなりませんでした。
Q. 入院期間はどのぐらいですか入院が短い場合は、産褥のケアーはどのように行われているのか分娩費用はどのぐらいですか
A 入院期間、分娩費は1で回答した通りです。私の場合、妊娠してから出産までにかかった費用は4回の超音波検査分15,000円のみです。
 産褥ケアについてですが、私の場合は入院が6日と長めだったので、短い場合はわかりませんが、自分の担当の助産師さんが毎日来てくれ、それ以外にも病院の助産師さんが24時間体制でみてくれました。
赤ちゃんへの授乳の仕方、おむつ交換などは病院での指導はなく、自分の担当の助産師さんが指導してくれます。もちろん、こちらから聞けば病院の助産師さんも指導してくれます。

わたしはうん十年前、大学病院で誘発剤をかけて数十時間かけてうんうんと苦しんで出産するという経験もしているので、このような軽軽としたイメージの出産を実現してるかにみえるニュージーランドに興味わきましたです。単科大学はなくても、実際に経験をもった助産師さんをもっと活かしていく方向はいい方法と思いました。産科医不足おびただしい日本にも参考になる話のように感じたのですが、日本は何がネックになるんでしょうか。