WANの労働争議、和解しました。

 ウイメンズアクションネットワークWANに雇用されていた遠藤さんとカサイさんの闘いが、労働委員会のあっせんにより5月11日付けで和解が成立したそうです。理事会からこれまでのことについて謝罪があったそうです。詳しいことは、遠藤さんとカサイさんが、非営利団体における雇用を考える会(仮)のブログエントリーで報告されていますのでご覧ください。

 遠藤さん、カサイさん、これまでの闘い、お疲れ様でした。きっと長い日々だっただろうと思います。また、支援をしてくださった多くの方々にも感謝したいです。こちらでもご報告しておきます。

 カサイさんが「怒りの力というのは大きいものです。人の世の歴史において、変革の根源にはやはり怒りというものが大きく存在していたと考えています。」と書かれていますが、怒るだけでなくそれを変革に結びつけるご努力に敬意を払いたいと思います。怒りは瞬発的にも持てますが、変革に結びつけるには持続的なエネルギーが必要だからです。その努力が報いられる形で解決したのならほんとによかったと思いました。
 
 そして、すでにご案内しております、6月6日東京田町女性と仕事の未来館での集会「非営利団体や市民運動における雇用や無償・ボランティア労働を考える〜ユニオンWANの事例から」では、遠藤さん、カサイさんから今回の争議の経緯や、ユニオンWANの運動について伺う格好の場になる予定です。せっかくのユニオン活動の成果をどう活用していけるか、を考える場となるはず。みなさま、ぜひともご参加くださり、共に考えていきましょう!