【追記】

小泉首相は、女性の使い回しがうまい。象徴権力(symbolic power)の操作に長けている。メディアの象徴権力性もよく掴んで操作に長けている。だから、市民サイドとしては、メディアにおける女性イメージや女性政治家表象がどのように利用されているか、距離をおいて検討することが重要だと思う。
そして、その際には、女性とメディアにおいて長らくキー概念であった性別役割分業概念(女性は主婦・母役割)では切れないし、メディアを社会的責任論で追求しても難しいのではないかと思う。どうやってこれらの現象をとらえ、また批判、対抗言論を出していけるかなどについて、もっと議論する必要を感じる。よかったらおつきあいください。
そういえば、「ジェンダー」という用語を一度も使わずに書いているなあ。ジェンダーを使わないと伝えられないってことはなかったような。。具体的なところではなくてもか総合的、抽象的には「それがジェンダーの権力作用だ」というように、「ジェンダー」という用語を使ったほうがぴたりとくると思うときもありますが、、。
野田聖子さんの小泉戦略批判はご紹介されたので、田中真紀子さんのもリンクしておきます。田中さんは、小泉さんを「アメリカ大好きのつまんない横須賀の元あんちゃん」ということで「アメリカと一部の人のための政治」を問題としていますね。これも「後ろをみたら(首相が)スカートを踏んづけている」のような対抗言論だと思うけど、これで伝わっているかな、どうかな、ちと弱い?
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-050815-0006.html