富山の女性がフェミニストになる理由
今日から富山では「となみチューリップフェア」が開催される。今朝の北日本新聞に富山から春の便り 長勢法相らにチューリップという記事で長勢法相がとやま特産大使の3人の女性とならんで映っている。
長勢法相とは、さきごろ離婚した女性に「貞操.義務」を持ち出し民法改正を阻止する男権主義者ぶりを世に広く示した人物。長勢甚遠という方は、ご自身の貞操義務についてもさぞかし厳格な方なのでしょうね(笑)。この写真をみると、女性を自分が利用したい時だけ「花よ蝶」ともてはやしていることがわかります。騙されないぞー。
富山出身の女性には有名フェミニストが多いと言われます。上野千鶴子さん、坂東真理子さん、小谷真理さん、中島通子さん、鍛冶千鶴子さん、、、。まだまだいらっしゃると思いますよー。富山の女性は、身近に女性を手玉にとって利用しようとする男性をこのように間近に見る機会が多いから反骨精神が鍛えられるんですね。男の権利はもっと大きくしよう、女性の権利はもっと小さくしようという男権主義的な発想の男性にはノーを言いたいぞ。でもおかげで、ますます女性の権利を強めていここうというモチベーションが高まりますわ。みんな、ガンバロウー。もとより、こういう男性の権利を拡大しようという人権観念を持った男性を法務大臣に任命する安倍内閣を、女性は支持してはいけません(笑)。
なお、長勢甚遠法相の発言については、「性道徳、貞操義務」崩れる 長勢法相、300日問題『朝日新聞』2007年04月06日記事を参照ください。以下に引用します。
「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する民法772条の規定を議員立法で見直そうとする与党プロジェクトチーム(PT)の動きに対し、長勢法相は6日の閣議後会見で「性道徳や貞操義務についても考えないとならない」と述べた。法務省は同日に一部見直しをする民事局長通達案を正式発表。同省側は「通達を出せば立法は必要ない」と対決姿勢を強めている。
民事局長通達案は「離婚後に懐胎したことが証明できた場合」に限って「現夫の子」と認める案。対するPTの特例新法案は、前夫との離婚が成立する前に懐胎した場合でもDNA鑑定などで現夫の子と認められ、救済範囲が広い。
長勢法相はPT案を「民法の根幹を真っ向から違う仕組みにするもの」と批判。「再婚禁止期間短縮」問題も含めて「日本の家族をつくり変えようという国民の理解があるとは思えない」とした。
富山とフェミニストを結び付けているサイトには「蜂の一刺し」の榎本ミエコ氏さんをあげるこちらもありました。
とにかく女性が強い。いわゆるピンク街はPTAが軒並み潰していくという土地柄なのです。_ だから有名人には女性が多いんですね。「Alternative TOYAMA」によれば、「ロッキード事件のとき「蜂の一刺し」で有名になった榎本ミエコ氏も富山出身。芸能人で言えば、室井滋、柴田理恵、野際陽子、風吹ジュン……、これは何も女性ばかりではないが、とにかく、アイドルタレント、アイドル女優というよりは、一癖ふた癖ありそうな、存在感のある人を輩出している」ということのようです。また、フェミニズムの第一人者として知られる上野千鶴子氏も富山県出身だとか。
富山の女性はそういう意味ではてフェミニストになるには刺激に溢れた絶好の環境にあるといえましょう。ガンバルゾ。