富山3区の「そのまんま」現象  

以前、富山3区の男のたたかいについて書いたことがある。その後、この男のたたかいに、さらに現高岡市長の橘慶一郎氏(橘康太郎氏の息子)が一枚加わりつつあるようだ。
読売の記事によれば

市長は「高岡市議会で分裂した自民系会派の意思統一や自身の後継者擁立、政策の継承が必要」との考えを周辺に伝えた

ということだ。これは決して「父vs息子」のたたかいなどではなく、「そのまんま東」現象とでもいうものか。アドバルーンをあげてみたけど、橘市長が1期途中で市政を放り出し国政に転出することへの高岡市民の反対が、それほど根強くないと判断されたということなのではないか。東国原英夫知事の場合は、宮崎県民が途中で県政を放り出しするのは無責任という反発がほぼ100%あって無念ながら引っ込めたようだが、読売の記事を見る限り、高岡市民はそういった反発を感じてないと市長側が判断しているみたいだ。記事をそのまま読めば、父康太郎→息子慶一郎へと世襲継承路線が引かれているようにもみえる。父が高岡市議団公認で出馬すると言っておられるのに、固辞しないで条件をつけている息子がいるということは、父出馬は息子への禅譲路線の前振りだったのかと疑われるではないか。だれも何も言わないのはどうして??

世界遺産をめざしたり、男女共同参画都市宣言をしてみたりとして、「高岡市開町400年」事業を盛り上げようとやっていたのは、実はご本人にとってそう大事なことではなかったのか。どうでもいいけど、利長くんのキャラクターがいまいち好きになれないな。

橘慶一郎市長にぜひとどまってほしいというほど橘氏の政策に賛同はしてはいないが、かといって1期途中で無責任にも投げ出して、この粛々とした世襲制の継承に走る姿を「そのまんま」黙ってみていていいものだろうかとも思うぞ。


これは、新聞製造機サイトで「高岡新聞」を作成してみて気づいたことだ。この新聞製造機は便利ですね。ひさしぶりにブログのもようを変えてみて、気分一新しました。