ぶりしゃぶ人気の裏側
今年最後の宴会を高岡市内のお店で盛り上がってきた。お店では、今年はきりん一番搾りのCMで佐藤浩市さんが「ぶりしゃぶ」を宣伝したのにぶりがまったく水揚げされずすごい困ったと言われた。だから富山でフツーにぶりしゃぶといって出しているのは富山以外で育てた養殖物であって、決して富山湾で水揚げされた天然物ではありえないということなんだそうだ。へえーと聞いていた。
だって、富山でとれたブリは、100グラム卸値で1,000円ということだから、骨や頭を入れて1,000円ということは、身のところは軽く2,000円らしい。そんでもって人件費やなにやかやと入れると、簡単に100グラム4,000円にはなるという。そんなもの、ブリシャブコース5,000円に出せますか?といわれたら・・・・。
それでまともな神経のところは、たいていは、人気のブリシャブを注文されてもみすみす断っているのだそうだ。だって、和食なのに、「養殖(洋食?)ブリ」を出せますか?と・・・
ほんとにねー。海水の温度が上がり、魚がとれなくなっている富山湾。苦しいよねー。