いよいよ今週末、女性学会で「ジェンダーフリー」ワークショップ
先日のプレ研究会からあっというまの2週間。山口智美さんや荻上チキさんのところですでに紹介が出ていますが、今度の日曜日にお茶の水女子大学で日本女性学会大会が開催されます。そこで、「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」を再考するというテーマのワークショップをやります。女性学会の方はもちろんのこと、学会員ではない方々にも広くご参加いただきたいワークショップです。
ワークショップでは、このワークショップをひらくことになった経緯について司会の山口さんから説明があり、その後、われわれ女性学会で活躍してこなかった山口智美、荻上チキ、斉藤正美の3人からそれぞれ15分程度、女性学のあり方などを含めて問題提起をします。それに対して、女性学会の幹事を務めてこられた伊田広行さん、井上輝子さん、金井淑子さん、細谷実さんからレスポンスをしていただくことになります。そして会場のみなさんとともに活発に議論をすすめる、という予定です。これまでネット上でバックラッシュ対応をされてきた小山エミ(macska)さんが女性学会にネットで参加されるというのも、ある意味とても意欲的な企画のはず。
プレ研究会にご参加くださった方からは、「立ち位置が違っているのがみえておもしろかった」「刺激的だったよー」などというコメントをいただきました。今回もおそらく刺激的な議論となるものと思われます。
開催される教室は、退官記念講演などの大きなイベントなどがされるような大教室があたっているようです。「ジェンダー」、女性学、男女共同参画政策まで広い範囲のことを視野に入れた議論(激論?)になると思われますので、どうぞ広く関心をもっていただけるとうれしいです。お近くの方、遠方の方、ぜひぜひご参加いただけたらと思います。よろしくお願いします。
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日本女性学会 2009年度大会ワークショップ:「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」を再考する
日時:2009年6月28日(日) 9:30~12:00
会場:お茶の水女子大学 生科 306室
コーディネーター:荻上チキ、斉藤正美、山口智美(メイン司会山口、サブ司会荻上)
概要:
フェミニズム内の多様な立場から、「バックラッシュ」に関する書籍、サイトなどの編集、執筆に関わり、積極的に発言をしてきた発表者により、「ジェンダーフリー」をめぐる論争について今現在の観点から再考したい。また、言論、運動、およびネット空間における、女性学の「バックラッシュ」対応についても、参加者もまじえて議論したい。