*ゆる体操

discour2004-08-10

  • 通っているフィットネスジムでオイル・マッサージを受けているK先生から、あるとき「ゆるダイエット」のことを伺った。肩こりがひどい私にはちょうどいい体操ですよ、と。
  • 本屋に走ってCD つきの本を買ってきてやっていた。なんだかよさそうな気がした。そのことをリプロダクティブ・ヘルスのことに詳しいお友達のHさんに言ったら、「ゆる体操」ってすごいのよね、と写真の本を紹介してくださった。三砂ちづるさんが女性の身体に”在る力”を再認識するために90歳代の女性からゆる体操の指導者までいろんな方にインタビューして編まれた本である。『昔の女性はできていた』(三砂ちづる、宝島社)
  • 私がすごいと思ったのは、女性の方が身体にセンターをつくるのが容易なんだということであった。身体に軸をつくって身体を使うということで心身ともにいい影響があるっていうのはなんかわかる気がした。もっと身体を自然に使えるようになると、身体が柔らかくなるだろうな、精神だって柔軟になれそう、、と期待してしまう。
  • 女性のは月経や出産などで身体にセンターを通すってことの意味を理解しやすいし、実際昔の女性はそれを実践してきたのだろうという。ナプキンやタンポンがない時代の女性はどうしてたと思います? トイレにいって排出していたんだって。その間は着物なのに失敗もしないでいられたというのは、びっくり。
  • 女性の身体の方がセンターをつくるのに有利な身体のつくりなんだそう。そのような能力高い女性を羨んだり怖れをなしたりして女性の能力を封じ込めてきたのではないかというのが「ゆる体操」の高岡さんの女性差別起源説だ(ちょっとわたしが飛躍させたかも)。
  • この本の中に月経の効用として体内の悪いものも排出する機能について言及してあった。女性の長寿の理由の一つとして、子どもを産んで体内の悪しきものを排出するからという説をきいたことがあった。月経だって同じ効果を持つだろうから、女性の方が長寿であることの理由の一つにあげられるかもしれないという気がした。
  • 身体をなおざりにしないでもっと身体と向き合いたいと思った。(いつまで続くか、、という声もあるが)