2009-01-01から1年間の記事一覧

高岡女性の会連絡会の解散話

ちょっと遅れたレポになりますが、女性学会大会でのワークショップとも関連した重要な動きとして報告しておきたいと思います。これは、高岡市の女性団体でつくる「高岡女性の会連絡会」の解散総会が6月 24日(水曜)日夜、高岡市男女平等推進センターであり…

ウーマンリブとメディア再考:朝日新聞「女たちの昭和史」

かめブログになっていて恐縮ですが、のろまついでにもう一つアップ。2009年6月29日、『朝日新聞』「検証昭和報道」で「女たちの昭和史」が8ページ(12版▲)に全面特集で取りあげられています。そこに、従来「ウーマンリブはメディアにからかわれて終わった」…

日本女性学会ワークショップの報告

半年かけて準備してきた日本女性学会ワークショップ企画が28日お茶の水女子大学で終わった。トラバしていただいているように、すでに山口智美さん、マサキチトセさん、おーつかさん、ミヤマさんからレポがあがっている。 まず、山口さんから、「なぜこのワー…

いよいよ今週末、女性学会で「ジェンダーフリー」ワークショップ

先日のプレ研究会からあっというまの2週間。山口智美さんや荻上チキさんのところですでに紹介が出ていますが、今度の日曜日にお茶の水女子大学で日本女性学会大会が開催されます。そこで、「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」を再考するというテーマのワ…

女性学会プレ研究会の報告

6月14日東京ウイメンズプラザにて開催された、日本女性学会大会での「ジェンダーフリー」ワークショップに向けたプレ研究会にご参加くださった方、どうもありがとうございました。ばたばたしているのですが、とりあえずのレポです。「ジェンダーフリー」とい…

女性学会プレ研究会についての6月4日付けおしらせ

「日本女性学会大会での「ジェンダーフリー」ワークショップに向けたプレ研究会」が近づいております。6月14日(日)東京ウィメンズプラザにて開催予定です。なお、女性学会の大会でのワークショップ開催は、6月28日(日)9:30-12:00 お茶の水女子大学にお…

フェミニズムとインターネット問題を考える

6月21日にフェミニズムとインターネットの研究会を企画している身には、ちょっと予想外なことだが、いまフェミニズム界隈では「フェミニズムとインターネット」が旬の話題っぽい。ウィメンズアクションネットワーク(WAN)が設立され、その記念のつどいが昨…

久々の大寺幸八郎商店

久しぶりに、高岡は金屋町の大寺幸八郎商店に行って、店主の雅子さんとお話ししてきた。大寺幸八郎商店は、金屋町の町並みを撮った写真には必ず登場するお店です。大寺商店では立派なお庭を観賞できるお座敷でカフェを始めておられた。茶の湯釜名作展も行わ…

GOY工房の家具展がオススメ

お友だちの村谷三樹夫さんの手作り家具展に行っていました。会場は富山市池多のハーブファーム「トムソーヤ」さん(電話076-427-1887)で(場所は、池多800、古洞の森へ行く途中)、期間は5月28日から6月3日までの間、開催されています。行ってみたのですが…

インフルエンザ・パニックへの緊急アピール

先に、わたし自身がインフルエンザの保菌者のような扱いを受けたという記事を書いた。今日はその記事がはてブのホットエントリーなどで紹介されたようで、たくさんの方にお越しいただいているようだ。その時にも書いたことだが、「なんとなくこわい」という…

「フェミニズムとインターネット問題を考える」研究会のお知らせ

6月に大阪で次のような研究会を行います。関心のある方にお知らせいただけるとうれしいです。 フェミニズム運動はML、ブログ、ホームページなど、ネット媒体をどのように使ってきたのでしょうか。そして、ネットにおける人権侵害や「炎上」などの失敗例はな…

「大阪に行ってきた」と言ったらバイ菌のように扱われた

今朝、某専門学校に行って、マスクをしている子がいたから「どこで買ったの? 私大阪に行ってきて帰ってきて、高岡でドラッグFに行ったけどマスク売ってなくて・・」といったら後は教室が大騒ぎになった。「わたしたち、担任のK先生から緊急連絡網で連絡来…

大阪はインフルエンザ騒動のようす

今、研究会に参加するために大阪に来ています。その大阪、新型インフルエンザでいろいろ大変になっている模様。研究会の途中で参加者の携帯に、学校の連絡網で明日から茨木市内の公立学校が1週間休校になりますと連絡が届いていた。関連」ニュースはここなど…

スーザン・ボイル―「ネット主導>マスメディア追随」型ニュースは増える予感

山口智美さんところで、だいぶ前に知ったスーザン・ボイルネタ(4月14日「youtubeですごいことになっているイギリスオーディション番組動画」記事)、(日本語歌詞つきyoutubeもあります)ようやく日本のテレビも取りあげ始めた。きのうくらいからちょこちょ…

アジア研究学会報告のまとめ

まず、私たちの「ジェンダーフリー」論争とネットに関するパネル報告、次にアジア研究学会に参加しての報告という順序で書いていきたい。まず、わたしたちのパネル報告についてだが、サントリー文化財団の研究グループのサイトであるグローカルフェミニズム…

高岡で花見に行ったら鳩山由紀夫氏に遭遇

ここ富山では絶好の花見日和。満開の高岡市古城公園に繰り出したら、どこにこんな人がいたんだと思うくらい、人人人でびっくり。日頃の寂れ感とはうらはらに、人でごったがえしていました。みんな楽しそうでよかった。 そこに人だかりがすると思ったら、民主…

新学期は他己紹介から

雪でしんしん冷えたシカゴはついこないだだったというのに、今日など富山の気温は27度と車に乗ったらクーラーが必要なほどだった。そして今週から専門学校の新学期が始まっている。今年は、最初の時間に他己紹介を取り入れてみた。学校ごとに特色があってな…

 シカゴのアジア研究学会の報告

3月28日、シカゴのアジア研究学会で山口智美、ローレン・コーカー、荻上チキ、小山エミさん、討論者の山口一男さん(シカゴ大学社会学)とごいっしょにパネル発表ししたが、ひとまず簡単な報告をグローカルフェミニズム研究会のサイトにあげさせていただきま…

シカゴから帰って、なにをさておいても「おくりびと」・・・

と今週まで延長して”凱旋上映”している地元の映画館へ走った。しかし、結論からいうと、娯楽としては涙腺うるうるできるよい映画だったが、青木新門さんの『納棺夫日記』を読んだ時のような心への食い込みは生まれなかった。それに、id:cmasakさんがおくりび…

シカゴのアジア学会の発表会場は盛況だった

今日、アジア学会のわれわれの発表があった。どんな反響があるだろうかとおもっていたが、まずは参加者が意外と多かった。シカゴのノーマ・フィールドさんが来てくださり質問もされたが、もっとも意外な客人は東浩紀、宮台真司のおふたりだった。早くから会…

シカゴに着いた

荻上チキさんとごいっしょという珍道中で無事シカゴのアジア学会会場のシェラトンホテルに到着、山口智美さん、小山エミさんとも合流できました。荻上チキさんと小山エミさんはリアルでは初対面という場に私も同席させていただきました。特別なハプニングも…

今年度女性学会大会でジェンフリ論争を振り返るワークショップを開催

山口智美さんがすでに書かれているが、今年の女性学会でジェンフリ論争を振り返るワークショップを企画提案し、学会に応募していたが、昨日無事に承認されたというお知らせをいただいた。今週週末、アメリカのシカゴで開かれるAssociation for Asian Studies…

アメリカ入国認証システムで釣られた

26日からシカゴでのアメリカアジア学会に参加の予定。で先日深夜、眠い目をこすってアメリカ入国のために申請すべき電子渡航認証システムESTAに申請したら、見事に偽サイトで釣られてしまった。40ドルを失った。グーグルで「アメリカ 入国」あたりで検索する…

朝日新聞の耕論に荻上チキさんが登場

今朝の朝日新聞の耕論どうみた「かんぽの宿」に荻上チキさんが批評家、ブロガーとして登場しておられます。いつもの黄色のふちめがねで。「構図見えず冷淡なネット住民」という見出しがつけられております。そのネットにはこの記事はあがらないんでしょうか…

ピンク映画と県民栄誉賞と

富山王国さんが、滝田洋二郎監督がピンク映画で活躍されていたことを「すばらしい業績」とたたえている。わたしもほぼ同感で、酸いも甘いも噛み分け、人情の機微もわかる幅のある人だからこそアカデミー賞委員をもうならせる作品ができたんだろうから、ピン…

世の中と逆行していても自分の確信を信じる

「おくりびと」の原作である「納棺夫日記」を1993年に刊行した「桂書房」は、志と心意気に富む勝山敏一さんが1981年に始めた出版社であり、富山市の町外れ呉羽山のふもとにある。窓に「桂書房」という張り紙があるだけであとはフツーの民家と何も変わらない…

尾山敦子さんのコミュニケーション力セミナーのお知らせ

富山で活躍されている尾山敦子さんのコミュニケーション上手になるセミナーをご紹介します。3月21-22日の「あなたを救うコミュニケーションセミナー」です。限定10人くらいのセミナーとのこと。尾山敦子さんは、コスモ生涯学習アカデミー代表。元KNB北日本…

「おくりびと」で思う「井戸を掘った人」の存在

本木雅弘さん主演の映画「おくりびと」がアカデミー賞ノミネートで沸いている。それは、1993年に富山の桂書房から世に出た『納棺夫日記』が元になったものと言われる。桂書房は、富山市の町はずれの民家を会社にしている小さな地方出版社だ。「出版の志を地…

アジア学会に参加します

山口智美さん、荻上チキさんがすでにお知らせされていますが、3月26-28日にシカゴで開かれるアメリカアジア学会のパネルに参加する予定です。 ”Gender-free Backlash on the Internet and Beyond: National Politics and Feminism in 21st Century Japan”と…

小林多喜二はなぜ女性にとって近寄りがたいのか

ノーマ・フィールドさんの『小林多喜二』本の感想をノーマさんに伝えたら丁寧なお返事をいただいた。それについてはまだ考えがまとまらず書けないのであるが、やりとりしている中で一つわかったことがあった。 それは小林多喜二は、社会でもっとも痛みをかぶ…